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2023/06/14
大谷幸夫氏設計のモダニズム建築である国立京都国際会館。会議などのイベントの無い時に、ロビーやカフェ、レストラン等が一般公開されています。この日は運よく休日の土曜日だったこともあり、ゆっくりと見学することが出来ました。上の写真はメインエントランス側の外観。この建築が只者ではない雰囲気を漂わせながら来訪者を迎えてくれます。
メインエントランスからロビーへ向かう両側にくの字型の壁面を持った長い通路。台形と逆台形をモチーフに造形されているこの建物を象徴するかのように、重ね合わせた両手でやさしく来訪者を包み込むような空間です。トップサイドライトからの柔らかい光が、小叩き仕上げの上部コンクリート壁面を際立たせています。
全体の面積の7割を占めるというロビー空間。国際会議場として、様々なシチュエーションでロビー活動の舞台となることが想定されています
日本庭園に面したテラス席もあるカフェテリア
V字型柱のディテイル。アート作品と一体になっています
日本庭園側から見た外観
剣持勇氏デザインの六角形チェアのあるロビーからカフェテリア方向を望む
村野藤吾設計の宝ヶ池プリンスホテルに隣接しています
ニューホールは、モダンでシンプルな 佇まいです