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2021.05.12
延暦寺の僧侶の隠居所であった里坊の一つ、旧竹林院。ステイホームにも飽きたコロナ禍GWの一日、庭園の新緑を楽しみに、家内と二人密かに、ぶらりと訪れました。 メディアでもよく取り上げられている主屋に置かれた座卓に映りこむ新緑のショットです。座卓は思いのほか小さいものでしたが、直近で慎重にアングルを決めてパチリ。 縁の手摺が上下の新緑の中に浮かんでいるような不思議な写真が撮れました。 主屋に面した庭園は約1,000坪の大きさ。よく手入れされた木々の新緑に映える築山と清流は、この季節らしい清涼感にあふれていました。
近くの大宮川からひいた清流
庭園内には茶室が二つ。上の写真の茶室が広間(蓬莱)。下の写真の入母屋造り茅葺の茶室が小間(天の川席)と呼ばれ、こちらは2つの出入口のある珍しい間取りとの事です。映りこみ撮影用の小さな座卓が座敷に置かれています
連続した座敷と縁のある開放的な主屋から眺める庭園。コロナ禍で来訪者も少なく、優れた日本建築と庭園とのコラボレーションをゆっくりと堪能し、しばし心癒されるひと時を過ごしました。<了>