Live at DOORS in HEAVEN

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2023.09.16

  この日(令和5年9月16日)は高校同窓会の幹事が集う実行委員会。オフィスでの同窓会案内の発送準備作業等を無事に終え、6人で同級生が出演予定のライブBarへと向かいました。 オフィスのある清水谷町から上町筋まで出たものの、地下鉄を使うのにはちょっと中途半端、タクシーもすぐにつかまりそうにないので、少し時間もある事だし、空堀商店街を通ってぶらぶら歩いていこうか、と言うことになりました   。

  商店街を抜けて谷町筋に出たところで、一番早く飲みたがっていたY君が、タクシーがちょうど2台やってくるのを見つけ、すかさず手を挙げると、うまい具合に2台続けて停まってくれました。      
    すっかりウォーキングモードになっていた残りの5人でしたが、まあ早くビールにありつけるのもいいか!となり、3人ずつに分乗してライブ会場に向かうことに。もちろんワンメーターで、タクシーの運転手さんのご機嫌はあまり良ろしくなさそうです(笑)。 グルメなKさんと、この辺りの美味しいお店の話などをしている内に、あっという間に現地到着です。    
  その店DOORS in HEAVENは、地下鉄長堀橋と日本橋の間、堺筋から少しだけ西に入った八幡筋沿いの雑居ビルにありました。お店は6階となっていましたが、ちょうど6人乗りのエレベーターに乗り込むと5階までしかありません。よく見ると6階のお店にはもう1階階段で上がってください、という貼り紙が。いわゆるペントハウス?ひょっとしてあとから付け足したのかな?などとブツブツ言いながら、エレベーターを降りて階段を上がり、閉鎖的な木のドアを開けて中に入ります。お店の名前の通りドアの向こうは天国か、と思うと、ちょっと一人では入るのに勇気が要る感じですが、まあBarなんてそんなもの。   中に入ると既にライブが始まっており、20~30人くらいのキャパの、こじんまりした良い感じのお店です。音楽の機材も揃っています。 ふと見ると、知った顔が一人、在校中はM君と同じクラブだったK君でした。 すぐに「田中さんですか?」と声をかけてくれたのがこの日の主役、M君。在校中は彼と殆ど接点が無かったのですが、24期ホームページをきっかけとした再会(出会い?)が嬉しかった。お店のカウンターで各自ドリンクを注文してから、演奏に耳を傾けます。ライブは何組かのバンドが出演していましたが、各バンドに共通のメンバーもいるようでした。ベースの方が曲の合間のMCを担当されており、「話長いんですけど、、」で始まる自然体でリラックスしたトークが場を和ませてくれます。   お店に入って小一時間ほど経ったころ、いよいよM君のバンドRoots Ubies の登場。この日は8月9日に亡くなったザ・バンドのリーダーでギタリスト、ロビーロバートソンの追悼ライブとのことで、ロビーが作詞作曲したザ・バンドの楽曲中心の演奏。M君はステージの真ん中で、ギター&ヴォーカルの熱演です。ザ・バンドの曲はどれも独特のグルーブ感を持っていて心に響きますが、曲調としては渋くて地味な曲も多く、カバーするのは結構難しいと思うのですが、M君をはじめRoots Ubiesの皆さんは、どのパートもしっかり自分のものにされています。やはり好きこそものの上手なりと言うところでしょうか。写真に写っていないのが残念ですが、ドラムの方などは、風貌からしてザ・バンドのリヴォン・ヘルムになりきっているかのようでした。 (バンド名Roots Ubiesの由来についてはUbiesを逆さから読んで想像してみて下さい)    
  実行委員の皆はと言えば、かって大塚善章さんに教えを受けたこともあるPさん、退職後にサックスを始めたY君、ロックミュージックには縁がないと言いながら飲み食い目当てで付き合ってくれたN君、それぞれ身を乗り出して聴き入っています。WEB担当のSさんはスマホでLIVEの撮影に余念がなく、Kさんはといえば、今日は静かに最後列のベンチ席でゆったり楽しんでいる様子。    
    Roots UbiesのラストはいよいよこのBlogで紹介したこともあるThe Weight。 ザ・バンドーかって僕らは兄弟だった   M君から一緒にステージに上がって3番の歌詞を唄わないか?と誘われたのですが、もう何十年も音楽活動からは遠ざかっている身につき、いやいやとてもとても(笑)、、ということで丁重にご辞退申し上げ、ここは動画撮影に専念することにしました。やはりThe Weightは人気曲で、ギターのイントロのリフが始まっただけで、会場が盛り上がります。     https://youtu.be/rHqNUKnY6Vw?si=F2GDTOtEAtU58NlQ     会場であるDOORS in HEAVENはチャージが1,000円、ドリンクもフードも概ね各々600円程度で、リーズナブルに生の演奏が楽しめるお店。 ライブバー ドアーズ イン ヘブンLive & Drink Doors in Heaven 演奏が無事終わったM君と少し音楽談義などしているうちに、この日最後のバンドが登場。新たなギター&ヴォーカルの方も加わり、憂歌団の曲をはじめとしたブルースナンバーを何曲か聴かせてくれました。個人的には学生時代に黒人ブルースにのめり込んでいたせいもあり、特にこの日最後の曲 Stormy Monday を聴いていると学生時代の思い出がよみがえり、思わず涙腺が緩みそうになるほどでした。   久しぶりに生で懐かしい音楽に浸れた、良い夜でした。 やはり、M君のように、いくつになっても好きなことを続けること、そして一緒に続けられる仲間がいるのは、何より素晴らしいことです。 もちろん、かって好きだったことを再開するも良し、全く新しいことに挑戦してみるのもまた良し。   もうではなく、まだまだ古希や! そう自分に言い聞かせながら、HEAVEN から UKIYOへのドアを、思い切って開けてみました。  

<了>

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人=人生=建築 ユイイツムニの家

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2022.09.30

  建築家 石井修さんの娘さんで、中学・高校の先輩(最近知りました)でもある石井智子さんの著書「人=人生=建築 ユイイツムニの家」を、柳々堂さんの紹介で拝読させていただきました。 父のDNAを受けついで設計活動をされている著者が、人がいきいきと暮らす空間としての家はどうあるべきかを、写真とエッセイで綴った一冊。   自ら石井修さんの自邸である「回帰草案」で暮らした経験をふまえて、尊敬する父の言葉も引用しながら、緑豊かな外部の自然と一体化する空間で生活することの大切さ・素晴らしさが、著者 の人柄を感じさせるような飾り気のない素直な言葉で語られています。 建築家の文章によくある難解な表現は一切無いので、誰にも分かりやすく読みすすむことが出来て、読了後はほっこりした暖かい気持ちになれます。   この本が教えてくれる(建築家が)家をつくるにあたって大切なことは。。 ・その場の環境をしっかりと捉えて、外部空間との好ましい関係を構築すること ・そこで暮らすそれぞれの家族にとって最も相応しい家とはどうあるべきか、を考え尽くすこと ・生活する中で、手に触れるもの、目に触れるものを、細部まで丁寧にデザインすること ・周囲の風景を決してこわすことのない建築(中途半端な外面であれば見えない方が良い!)であること   それらがしっかり実践できた時に初めて「ユイイツムニの家」が出来るのだ!と。   久しぶりに建築というものの原点を思い起こさせてもらった気がします。 建築を志す若い学生さんにもぜひ手に取って欲しい本だと思いました。          

樹々に埋もれた回帰草案の外観

     

回帰草案へのアプローチ

     

中庭からガラス窓越しに見上げた風景

     

回帰草案の断面図。敷地の傾斜に沿って建てられている

     

緑豊かな外部が垣間見える廊下。左側が中庭の緑

     

2本の丸太の柱がある約8.1m角のリビング

      造り付けの8人掛けのテーブルと椅子のあるダイニング。ここが石井修さんを囲む家族の語らいの場であったという       著者設計「伊賀の家」の緑豊かな中庭。壁・屋根がガラスの渡り廊下と木製サッシュに囲まれている  

(了)

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KOZU虹の会第9回

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2017.09.30

平成25年、還暦同窓会開催を期に始まった高津高校OBのゴルフコンペ「KOZU虹の会」。平成29年9月24日(日)で、早第9回目を迎えました。 今回も24期生の精鋭20名が、奈良の飛鳥CCに集結。 歳はとっても若い頃のゴルフが忘れられず、たまに出る(笑)豪快なティーショットに喜びを見出すメンバー、少々飛距離は落ちても正確なショットと円熟の小技を駆使してスコアメイクに励む「上がって何ぼ」組、スコアはさておき、とにかく皆とわいわい楽しむことに徹しているらしいメンバー、週に3日仕事が休みの日はほぼコースに出ているというゴルフ求道者まで、様々な個性的面々が、いつものように楽しい時間を過ごしました。 前々回よりコンペ形式は、独自の「虹の回ルール」としています。 「虹の回ルール」とは、12の隠しホールのスコアを基にハンディーキャップを算出して、順位を決めるダブルペリア方式ではありますが、隠しホールかのスコアから算出されるハンディーキャップ計算時に、八掛けをせずそのままの数字を採用、さらにハンディーキャップの上限も何と55までかさ上げして、誰もが優勝を狙える形式となっています。 たとえば、グロスで120叩いたとしてもうまくハンディーキャップがはまって50ともなれば、ネット70で充分に優勝を狙えるというわけです。ゴルフに一家言ある人からすると、たぶんひんしゅくを買いそうなルールではありますが、ホールアウト後のスコアを眺めてみても、果たして誰が優勝するか全く予想がつかないこの珍ルールを皆で楽しんでいます。 今回はと言うと、ベストグロスでホールアウトしたメンバーが、隠しホールもうまく味方につけて、何とネットスコア65で見事優勝。やはりこの「虹の回ルール」、蓋を開けてみなければわかりません。 そんなわけで、優勝者とBB賞、2名の幹事も決まり、次回の日取りをとりあえず決めて散会。 さて記念すべき次回第10回大会は、果たしてどんなドラマが待っているのか、今からわくわくです。 参加の皆さんご苦労さんでした!  

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大阪府立高津高校 創立100周年プレ記念コンサート

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2017.05.26

母校の高津高校が2018年に創立100周年を迎えるため、様々な記念行事が企画されていますが、母校体育館に2017年5月14日にジャズピアニストの大塚善章氏を招き、記念コンサートが開催されました。 1934年生まれの大塚善章さんは高津高校の卒業生で、何と高校在学中に母校の校歌を作曲したという人物で、83歳になった今でも現役のジャズピアニスト・作曲家・音楽プロデューサーとして、幅広い活躍をされています。 今回は、大塚善章さんのジャズクインテットの演奏に加え、母校在校生のアンサンブル部、及び吹奏楽部とのコラボレーションが実現しました。   クインテットの演奏の中でも、大塚善章さん作曲の壮大なピアノコンチェルト「上町台地2004」は故郷大阪への想いを謳いあげる感動的な楽曲でした。 そして、そのクインテットの円熟のステージは元より、関西ジャズ界の重鎮と夢の競演、という又と無い機会を与えられ、一生懸命練習を重ねてこの日を迎えたであろう在校生諸君の熱演にも心に響くものがありました。 今後、この経験を糧に、在校生の中から大塚さんの背中を追いかけるようなビッグなミュージシャンが育ってくれれば嬉しいものです。 素晴らしい企画を実現していただいた記念事業実行委員会の皆様に感謝、感謝です。  

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KOZU虹の会

第5回虹の会

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2015.10.01

9月27日(日)、古都奈良の飛鳥カンツリーに高校時代の同級生21人が集結。 高津高校24期の24からヒント得て「虹の会」と名づけたこのコンペも、この日で5回目を迎えました。皆と顔を合わした瞬間から一気に40年以上前にタイムスリップしてしまう感覚は、同窓会ならではですが、ただ昔を懐かしむだけではなく、かって同じ時間と空間を過ごした仲間同士が再会し、今現在何を考え、どんな風に日々を過ごしているかを語りあう事が、これからの互いの人生を豊かにしてくれるような気がします。 ゴルフの腕前のレベルも、性格も、職業も、まさに多士済々の面々ですが、大の大人が小さなボールの行方に一喜一憂しながら、少年のようにわいわいがやがや、いつものように、あっという間の一日が過ぎていきました。 今回は前回ホールインワンを達成したメンバーの厄払いも兼ねたご好意により、コンペの参加費は無料となり、優勝からBM賞にいたるまでいつもとは一味違って豪華賞品が充実、また「虹の会」の名とホールインワン達成メンバーの名などを記した特注のゴルフマーカーが全員に配布されるなど、プレー後の表彰式も大いに盛り上がりました。 競技方式は、第1回目から一貫して「ペリア方式」を採用、18ホールの内、隠しホール6ホールの結果で各々のハンディーが決まってしまうので、ギャンブル性抜群です。隠しホールでそこそこ多く叩いてハンディーを多くもらい、その他のホールでいかによいスコアを出せるかの勝負となるので、腕前だけでなく、運を味方につけなくては上位入賞できない仕組みとなっています。今回も、上手に運を引き寄せることが出来たメンバーが、まんまと上位を占めました。         半年後の再会を誓い、次回ホールインワンを達成したときに備え、みんな保険に加入することにして(笑)散会しました。虹の会メンバーの皆さん、24期幹事の独断と職権で写真を公開させていただきました。どうかお許しのほどを!!    

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