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2015/11/22
紅葉シーズンになると、京都の紅葉の名所を巡るのが、ここ数年の恒例になっていますが、今年は、少しだけ北の方に足を伸ばして叡山電鉄の一乗寺駅界隈から散策スタートしました。
まずは、元徳川家の家臣で、大坂夏の陣で活躍した石山丈山と言う人が造営した詩仙堂(丈山寺)。簡素な門をくぐり、趣のある石段を上って老梅関と名づけられた門から建物の中に入ると、ほどなく有名な「詩仙の間」に至りますが、この「詩仙の間」から望む庭園が最大の見所。
詩仙の間から庭に向かって張り出した「しょう月楼」へと続く開放的な座敷より、白い砂利に映えるさつきの緑との対比が効いた紅葉が見事です。(この日は少し時期が早く、本格的な紅葉まであともう一息という状態でしたが・・・)
座敷からの眺めをゆっくりと楽しんだ後は、庭に降りて庭園を散策。色づき始めた紅葉をより身近に感じながら、文人丈山が、泉や滝をモチーフに趣向を凝らした庭園や、先の詩仙堂やしょう月楼のある建物の美しい瓦屋根のシルエットを楽しみました。(続く)