SYビル-3

所在 大阪市淀川区
事務所
敷地面積 867.44m²
建築面積 555.14m²
延床面積 3740.67m²
RC造8F/B1F建
1990年3月

当ビルは淀川区に本拠を置く企業の、インテリジェントビルシリーズの一環として計画された。
巾員16mの道路に面した54mの間口に、8階建の長大な壁面が続く。
ファサードは、人の目に近い低層部は御影石と黒のサッシュで高級な存在感を表現し、石の基壇の上に乗った形の中・上層部はアルミパネルと熱線反射ガラスのグラフィカルなパターンで、軽快に構成した。
パターンは上層部でガラス面の比率を多くし、違和感を和らげ、画一間を排除している。
エントランスホールの吹抜をはさんで両側に階段とギャラリーを設け、この規模のテナントビルとしては、ゆとりある広さを与えた。
硬質な素材の対比とくり返しで構成されたこのホールは、それぞれが響き合って、快い緊張感を持ったリズミカルな空間となっている。