Ritz SQUARE CAVE176

所在 大阪府豊中市
集合住宅
敷地面積 109.61m²
建築面積 84.11m²
延床面積 448.54m²
RC造6F建
2007年7月

国道176号に面した豊中市内の狭小敷地に建つ8戸の集合住宅である。RC薄肉ラーメン構造により、柱、梁の出っ張りの無い空間を実現。
住戸は、表面的な装飾を廃し、内外共コンクリート打ち放し、無垢材のフローリング(一部住戸)、せっ器質系の床タイル等、ピュアな素材のみで構成。
各部ディテールも出来る限り簡素化して、モノとモノとが単純に取り合う明快さを表現するよう努めた。
国道176号側は開放的なサッシを用いて、積極的に都市空間を住戸内部に取り込んだ。
国道と反対側の開口部に面して主な水周りを設け、国道側居室部分の独立性を高めている。
水周りの仕切りは開閉自在な建具とし、居室側の引き戸を開ければ、水周りと居室部分との空間的な繋がりが確保できるため、明るく風通しのよい居住空間となっている。
5~6階はメゾネット形式とし、上階に、吹き抜けに面した開放的で独立性の高い居室を付加し、住まい手の意思で多目的に利用できる住戸とした。
2層吹き抜けの開口部と螺旋階段が、国道側上部のファサードを特長付けている。水周りは下階に比して一回りゆとりをもたせ、開放度と快適性をより高めている。