団地黎明期にUR都市機構によって建設された「スター型住棟」のある阪神間の良好な住宅地、仁川。第１期の建替えにあたっては、起伏の大きい地形を生かし、周辺の住宅地との調和にも周到に配慮しながら、駐車場棟や集会所棟と共に、複数の高層住戸棟が再配置された。
私達の事務所は、基本設計に基いて建設会社に工事を性能発注するための「工事費算定用図面」の作成を担当。基本となるコンセプトに基き、ファサードや共用部、住戸内部のプラン等のディテールを入念に吟味しながら詳細設計を行った。
工事発注後も、引き続きUR都市機構より工事監督業務を受託、常駐の主任監理員を含め、構造、設備各専門担当者を配置。工事監理ガイドラインに基づく法定監理業務は元より、建設会社とURとの調整、工程管理、安全管理等々、設計を確実にカタチにして実現するために必要となる多様な業務を担っている。